「日々是好日」は、稲里の中でも”本物の地酒”を追求した純・茨城県産の鑑評会出品酒。2020年の全国新酒鑑評会で見事入賞を果たしました。笠間産の酒造好適米・ひたち錦を使い、茨城県で生まれた小川酵母を使用。オール茨城にこだわった一本は、なんと20年前くらいから試行錯誤を繰り返し、やっと世に出たお酒なのでそうです。
酒サムライ・あおい有紀さんのテイスティングコメントを掲載します。「色合いは薄く黄味がかっていて、グレープフルーツやすだちのような爽やかな柑橘系、梨、白い花のような香りと共に、ミルクや生クリームのようなニュアンスも感じられますね。口に含むと、柔らかくとろりとしたテクスチャーで、つきたてのお餅のようなお米感がまあるく広がっていき…、中盤から後半にかけてじゅわっと酸味のボリュームが前面に押し出されて旨味の余韻が長く楽しめます。半年寝かせただけあり、酸味と旨味がぐぐっと押しあがってくるような、メリハリがありつつも厚みのある味わいで、ジューシーな梨をかじったような感覚も。
地元の材料と人で醸した茨城を飲む純米大吟醸
商品スペック
PRODUCT SPEC
特定名称 | 純米大吟醸 |
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原産国 | 日本 |
内容量 | 720ml |
原材料 | 米(笠間産)・米麹(笠間産米) |
アルコール分 | 15度 |
使用品種 | ひたち錦(笠間産100%使用) |
精米歩合 | 40% |
キャップ | スクリュー |
※キャップ開封時のけがにお気をつけください。
※製造年:2021年
合わせる食べ物
PAIRING
ほっこりと丸い旨味とほんのり香りも感じるお酒。冷酒なら上品なお出汁の効いた茄子の煮びたしや柿の白和え、常温なら焼き肉や魚の煮つけ、燗酒ならすき焼きや酢豚、味噌おでんなどと合わせてみてください。
おすすめの飲み方
HOW TO DRINK
冷酒、常温、お燗でも
味わいチャート
TASTE CHART

酒蔵紹介
明治元年(1868年)に創業。茨城県笠間市稲田にある『磯蔵酒造』は、茨城県の地酒『稲里(いなさと)』を製造・販売しています。地元では定番のお酒として愛され、そのラインナップには「風」「土」「山」「月」などなど、漢字一文字でお酒の特徴を表現したシリーズがあります。毎年の新酒「初しぼり」や、大吟醸の「日々是好日」も地元だけでなく全国にファンを作る銘酒です。稲田という地名の通り、古来より良質であった地下水とお米のある環境。そのうえで、地元の蔵人、地元の方々とのたくさんの縁が上質なお酒を醸します。「一期一会」「酒は人」など、人間を大切にする蔵のお酒造りは、そのやさしい酒質にも表れています。


保存方法PRESERVATION METHOD

保存場所
について
太陽光が降り注ぐ部屋で保管すると、わずか30分で日本酒の色が変わり(日光着色)、劣化臭である「びん香」「日光臭」も発生します。
室内灯の蛍光灯も微弱な紫外線を発しますので、日本酒の保存は太陽光や室内灯の紫外線を受けない場所に保管しましょう。
光が当たらない場所での保管が難しい場合は、新聞紙で包んだり、箱から出さずにそのまま保存しましょう。

温度管理
について
保存に最適な温度は日本酒の種類ごとに異なりますが、重要なのは高温を避けることです。
高温で長期保存すると「老香(ひねか)」と呼ばれる劣化臭が発生する場合があります。
また急激な温度変化も酒質に変化が生じる原因となりますので、1年を通して室温が一定の場所での保存が理想的です。
- 純米酒・本醸造酒・普通酒は15度前後以下の冷暗所での保存をおすすめします。
- 生酒・吟醸酒は、冷蔵庫での保存をおすすめします。

賞味期限
について
どんなに保存状態が良くても、日本酒は瓶詰めされてから劣化していきます。
開栓後は、種類によって速度の違いはあるものの、味わいがどんどん変化していきます。
空気に触れることによって酸化が進むため、熟成目的でなければ、開封後は冷蔵庫に保管し、なるべく早く飲み切ることをおすすめします。