どうぶつシリーズは、醸造家が趣味に走ったワインシリーズです。優しく体にしみ入るようなワインを目指して造られています。
2023のかわうそは、もともと造る予定がなかったそうですが、収穫前に落葉してしまったアルバリーニョの房を集めて造られています。醸造はどうぶつシリーズらしく2日間のマセラシオン後に古樽にて天然酵母を使用した樽発酵、樽熟成を行っています。
トップに感じるのはみかん、レモン、ライムなどの柑橘類とパイナップルのような南国系フルーツの香り。その奥にわずかに凍頂烏龍茶やジャスミンを感じ取れます。
香水を思わせる華やかさのスタンダードキュベに比べ、様々な香りが混じりあうこの複雑さはアルバリーニョのもう一つの姿のようです。口に含むと柔らかながら口中をグリップする酸があり、他のどうぶつシリーズとの違いも感じます。
液体から感じる硬質感は今後の熟成ポテンシャルを感じさせます。古樽にて天然酵母を使用した樽発酵、樽熟成を行った、複雑さを感じる白ワイン
商品スペック
PRODUCT SPEC
原産国 | 日本 |
---|---|
内容量 | 750ml |
原材料 | ぶどう(日本産) |
アルコール分 | 11.5% |
ぶどうの種類 | アルバリ-ニョ |
味わい | |
ビンテージ | 2023年 |
ボディ | |
キャップ | コルク |
容器 | 瓶 |
※キャップ開封時のけがにお気をつけください。
合わせる食べ物
PAIRING
シーフードや軽いサラダ、チーズ、寿司など
おすすめの飲み方
HOW TO DRINK
今後の熟成にも期待できます
味わいチャート
TASTE CHART
おすすめポイント
POINT
酒蔵紹介
欧州ぶどう栽培研究所として1992年に設立されました。翌年に新潟県西蒲原郡巻町角田浜(当時)にワイン製造場を建設、ワイン事業を開始。のびやかに横たわる角田山に囲まれる広大なぶどう畑一帯に、カーブドッチワイナリーはあります。ワインは海外産のものを使用せず、全て自家栽培。水はけが良い痩せた土壌は、ワイン醸造用のブドウ栽培には最適の場所です。そこで、海風の止まない砂地の畑という環境をダイレクトに利用した、力強く瑞々しいワインが作られています。また、ワイン製造・販売だけでなく、ワイナリー、レストラン、宿泊施設を運営。訪れた人々がワイン造りの現場に触れ、ワインやお料理を愉しみ、豊かな時間を過ごしていただけるような空間やサービスを揃えています。
りん
桃、アプリコット、ネクタリン、レモンやライムなどの香りの中に、樽熟成ならではの複雑さが混じって厚みを感じます。カーブドッチのある新潟県の海風の影響を受けるためか、ほんのりミネラル感があり、石や塩のニュアンスも。滑らかな口当たりと、時折感じられるわずかなオイリーさが、ワインに複雑さを与えているようです。