北島酒造のスピンオフ商品として人気の大入ひっぱりだこ。漫画タッチのラベルには大タコが暴れています。どんなお酒なのかと思いきや、中身はシャキッとドライな純米吟醸酒。”名前はキャッチー、中身は媚びない本格派”というキャッチフレーズもついています。北島酒造では定番の近江産の酒造好適米・玉栄はキリッとした印象のお酒に仕上がりやすいですが、こちらは生酒なこともあり、丸みやジューシーさも感じます。そのうえで穏やかな香り、スッと直線で伸びていくしなやかさも同時に持つという良酒。究極の食中酒を大きなテーマに掲げる北島酒造ならではの一本です。
コミックなラベル。中身はキレキレの辛口純米吟醸。
酒蔵紹介
文化2年(1805年)に創業。滋賀県湖南市、関西の水がめ琵琶湖の東に位置する酒造です。北島酒造のブランドは『定番のブランド“御代栄”』『挑戦のブランド“北島”』とあり、伝統と革新を両立させながら、決して現状に満足しない姿勢を感じます。原材料にもこだわり、鈴鹿山系の伏流水を仕込み水に使用。まろやかな軟水で、米のうまみを優しく引き出します。酒米は地元近江の物を積極的に使用し、地元貢献と品質維持を両立。秒単位での吸水を行うなど、良質な日本酒の製造に最新の注意を払っています。そうして生まれた、香り高く旨みの多い酒質にはファンが多く、全国の酒飲みが一目置くブランドとなっています。
保存方法PRESERVATION METHOD
保存場所
について
太陽光が降り注ぐ部屋で保管すると、わずか30分で日本酒の色が変わり(日光着色)、劣化臭である「びん香」「日光臭」も発生します。
室内灯の蛍光灯も微弱な紫外線を発しますので、日本酒の保存は太陽光や室内灯の紫外線を受けない場所に保管しましょう。
光が当たらない場所での保管が難しい場合は、新聞紙で包んだり、箱から出さずにそのまま保存しましょう。
温度管理
について
保存に最適な温度は日本酒の種類ごとに異なりますが、重要なのは高温を避けることです。
高温で長期保存すると「老香(ひねか)」と呼ばれる劣化臭が発生する場合があります。
また急激な温度変化も酒質に変化が生じる原因となりますので、1年を通して室温が一定の場所での保存が理想的です。
- 純米酒・本醸造酒・普通酒は15度前後以下の冷暗所での保存をおすすめします。
- 生酒・吟醸酒は、冷蔵庫での保存をおすすめします。
賞味期限
について
どんなに保存状態が良くても、日本酒は瓶詰めされてから劣化していきます。
開栓後は、種類によって速度の違いはあるものの、味わいがどんどん変化していきます。
空気に触れることによって酸化が進むため、熟成目的でなければ、開封後は冷蔵庫に保管し、なるべく早く飲み切ることをおすすめします。
スタッフ:みお
日本酒も色々なラベルがありますけど、こちらは商品名も相まってなかなかのインパクトです! しかしコミカルな印象から甘いお酒を想像したら、ドライでキレのあるお味でした。乳酸、アミノ酸が背後を流れ、「王道なのに面白い、そいして美味しい!」。魚介系の料理ととっても合いますね。今度はたこ焼きで飲んでみます♪ ゆでだこ(燗)にすると柔らかな甘み・旨味が前に出てきて、倒れるまでちびちび飲んでしまいますよ。